授業におけるIT活用



(1) 国の施策として
   ●「学校教育の情報化」のねらい
     「学校教育の情報化」は,次にあげる3つのねらいがあります。
・子どもたちの情報活用能力の育成 = 「情報教育」
・ITを活用した「わかる授業」の実現
・学校と家庭,地域との連携,学校運営の改善
   本調査研究は,2つ目の項目に該当する施策に対応して取り組まれるものです。

   ●「学校教育の情報化」推進計画
 すべての公立小中高等学校等の,すべての学級のあらゆる授業において教員及び生徒がコンピュータやインターネットを活用できる環境を整備することを目標として,ハード,ソフト面(教員研修,教育用コンテンツ)の整備が行われています。
  詳細はここを御覧ください。  教育の情報化推進計画(PDF 27KB)
 
(2) 長崎県の状況
   ●ハード,ソフト面の整備状況(H16.3.31現在)
   ○普通教室のLAN整備率     長崎県 62.1% 全国平均 37.2%
   ○コンピュータで指導できる教員 長崎県 65.0% 全国平均 60.3%
       「学校における情報教育の実態等に関する調査(文部科学省)」の結果を示しています。本県の状況は全国的に見て上位にランクされます。
   ●授業におけるコンピュータ等の利用状況調査結果(H14.4.1H15.2.28
     ○利用場所は普通教室とパソコン教室・特別教室等
     ○用途は ・インターネットの利用
       ・パソコンの画面を利用した教材提示
       ・教育用ソフトの利用や校内LANの利用
     ○小・中学校は6割の回答
 平成14年度の調査結果ですが,ハード面の整備状況と比較しますと,ITを十分に活用できていない状況がわかります。
                       
(3) 課題としてあげられること
 インターネット回線のブロードバンド化や教室におけるパソコンやプロジェクターの整備など,ハード面での理想的な環境は,授業におるIT活用において不可欠な条件です。
 一方,ソフト面では,
 ●教科指導の具体的な場面でITの必要な操作や指導法が教員に理解されていない。
 ●どの教員でも時間をかけず簡単に実践できる事例が不足している。
 ●ITを使うと子どもたちの学力向上につながることが実践として示されていない。
 ことがあげられます。
   ITを道具として効果的に使い,魅力的な授業,わかる授業を展開し,子どもたちの学力の定着につなげることをねらいとして,先生方に対してコンピュータとインターネットを活用した授業における指導力向上を図ることが必要です。


(1) 目 的
 
 「教育の情報化」の実現をより具体化するためには,学校における情報機器の整備とともに,授業におけるITの効果的な利用を研究することが必要です。
そのために,専門家チームを結成し調査研究を行います。
(2) 対象校種
  小・中・高の3校種
(3) 対象教科
 小学校  国語,社会,算数,理科
 中学校  国語,社会,数学,理科
 高 校  国語,地歴・公民,数学,理科
(4) 研究期間
  3年間(各校種の各教科の研究は1年で完結)
(5) 実施教科
校 種 平成16年度 平成17年度 平成18年度
小学校 算数 国語,社会,理科
中学校 数学 国語,社会,理科
高等学校 数学,理科 国語,地歴・公民
(6) 研究成果
  Web上で発信します。
(7) 外部講師の招聘
  平成16年度講師 東京工業大学 教授 赤堀侃司先生
(8) 「授業におけるIT活用」に関する調査結果
  対 象:県内すべての公立小・中・高等学校
  期 間:平成16年4月26日〜5月21日
  回収率:97.3%
 詳細はこちらを御覧ください。
IT活用調査結果 PDF( 91KB)
小学校におけるIT活用状況 PDF(128KB)
中学校におけるIT活用状況 PDF( 61KB)
高等学校におけるIT活用状況 PDF( 30KB)

日常的にITが活用できる環境の中で,比較的典型的な実践例やコンテンツを使用して,授業の中で教材を提示することから始める。
授業改善につながるIT活用法のヒントを得ることにより,効果的なIT活用の度合いを深めていく。
指導目的に応じたハード,ソフトを組み合わせ,教育効果の高い活用へとつなげていく。
授業における効果的なIT活用が,子どもたちの学力向上につながることを期待します。