ICT活用のすすめ

 1 ICT活用の変化

 ICTと一口にいっても,いろいろな機器があり,その特性や使い方も様々です。また,ICTを活用する場面や方法は,以前と大きく変わっています。
 かつてのICT活用といえば,「パソコン室でパソコンの操作を覚えさせるために」行っていましたが,現在のICT活用とは,「教室で教科の理解を容易にするために」行います。
  「ICT=パソコン」という考え方は,そろそろ卒業したほうがいいようです。

 2 ICT活用と学力

 ICTを活用した指導の効果の調査は,文部科学省の委託をうけてメディア教育開発センターが行っており,その検証結果はWebでも公表されています。
 この調査結果によると、利用されたICT機器の多くは,プロジェクタと教材提示装置の組み合わせでした。授業にICTを活用した場合,ほとんどのクラスで児童生徒の学力が向上するという検証結果が得られています。また,ICTの活用が,学力の中位層と下位層の児童生徒に,とくに効果的であったことは注目すべき点です。
 しかし,すべての授業において効果があったわけではなく,ICTを闇雲に使っても効果がないこともわかりました。ICTの効果的な場面を理解して,利用することが重要です。

 3 ICTの効果的な活用場面

 ICTを活用すると効果的な場面とはどのようなものでしょうか。
 下の表はプロジェクタの効果的な活用パターンをまとめたものです。現在のICT活用では,プロジェクタの利用は欠かせません。
 この表を参考にして,授業で活用する場面をイメージしてみてはどうでしょう。きっと,授業改善の手がかりが見つかるのではないでしょうか。

「プロジェクタ+実物投影機」活用パターン

 4 フラッシュ型教材

 フラッシュ型教材は,PowerPointのスライドショー機能を活用した教材です。フラッシュ カードのディジタル版と考えてもらうとわかりやすいでしょう。サンプル1サンプル2
 プロジェクタで問題を大きく映しながら,テンポ良く次々と提示することで,児童生徒の集中力が高まり楽しく学習することができます。 楽しみながら反復練習ができるので,児童生徒の知識・理解に特に効果があると言われています。比較的簡単に作成することができ,修正も可能ですから,学級の実態に合わせて,先生方が手を加えることも簡単です。

 フラッシュ型教材の作成・活用ポイント