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教育経営課長 一瀬 薫
( = 割 れ 窓 理 論) |
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「割れ窓理論」は,軽微な犯罪もその段階から徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする,環境犯罪学上の理論で,アメリカで考案されました。
割れ窓理論では,治安が悪化するまでには,次のような経過をたどるとしています。![]()
@ 一見無害な秩序違反行為が野放しにされる(例:建物の一枚の窓ガラスを割られたまま放置しておく)と,それが「誰も秩序維持に関心を払っていない」というサインになる。それによって,割られる窓ガラスが増え,建物全体が荒廃し,重大な犯罪が起こり易い環境を作り出す。
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A 軽犯罪が起こるようになる。
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B 住民の「体感治安」が低下し,秩序維持に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
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C 凶悪犯罪等が多発するようになる。 
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「割れ窓理論」活用事例
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生徒の落書き消しのボランティア活動を通じて地域ぐるみの環境浄化につなげた取組 |
総合的な学習の時間における「環境」に関する学習を,防犯協会・警察の地域安全運動に関連させ,地域の環境浄化に対する実践力を養うとともに,生徒の非行防止と健全育成を図った。さらに,中学生の活動を通して,環境浄化を市民・地域にアピールした。
| 活動の流れの概要 |
| 学校周辺の落書き調査 |
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| 関係機関と連携して事前準備 |
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| 学校周辺の落書き消し |
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| 近隣校や地域と連携した落書き消し |
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| 総合的な学習の発表会においてプレゼンテーション |
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平成17年度中における少年非行情勢は,刑法犯少年の検挙人員が2年連続で減少し,風俗犯以外の全ての罪種で減少している一方で,重大な少年犯罪の発生や少年非行の凶悪化・粗暴化の傾向が見られるなど,少年による犯罪は,依然として深刻な状況が続いています。また,小学校における校内暴力が前年に比して増加したり,いじめや不登校問題など,子どもを取り巻く状況は憂慮すべき状況にあります。
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子どもたちの問題行動等は,中学校段階で顕在化することが多くありますが,中学校になってからいきなり発現するのではなく,その兆候は小学校段階から見られることが多くあります。重大な事件等に発展する前に未然防止を図るためには,「割れ窓理論」を参照して,小学校段階から小さなことも見過ごすことがないよう指導することが重要です。