長崎県教育センターWeb情報 第211号 (平成18年7月20日)


やってみよう!情報セキュリティ対策


教育情報課 情報教育推進班


最近,情報化社会の進展に伴って情報セキュリティに関する様々なトラブル事例が報道されています。学校でもパソコンの紛失・盗難による児童生徒の情報漏えい,パソコンへのウイルス感染,ファイル共有ソフト使用による情報流出などの事例が後を絶ちません。今回は,これらのことを予防するために学校ですぐにできる情報セキュリティ対策についての一例を紹介いたします。
なお,さらに具体的な方法をお尋ねになりたい方は,長崎県教育センター教育情報課(0957-54-6341)までお問い合わせください。
1.パスワード設定・暗号化で盗難・紛失に備える

車上荒らしによるパソコンの盗難や,USBメモリの紛失が最近増加しています。成績や住所録などの個人情報が入っていても,パスワードの設定やデータの暗号化をしていれば,情報漏えいの可能性を低くすることができます。そこで,次のような設定を必ず行うようにしましょう。
他人による利用や,盗み見防止のために,学校の教育用パソコンや事務用パソコンはもちろん,個人所有のパソコンにも起動のパスワードを設定しましょう。
また,スクリーンセーバーを解除する際にも,パスワードを入力しないと解除できないようにする設定があるので利用してみてはいかがでしょうか。
成績や住所録などの個人情報を記録したファイルにパスワードを設定するようにしましょう。これにより,万一パソコンを盗まれたり,USBメモリを紛失したりしても,内容を盗み見することが困難になります。

2.ウイルスへの対策
学校のパソコンのみならず個人所有のパソコンにも必ずウイルス対策ソフトを導入しましょう。ウイルスに感染すると,パソコン内のデータ消失だけでなく,ネットワークでつながる他のパソコンにウイルスを広げたり,パソコンの情報をインターネット上に流出させたりすることが考えられます。
なお,平成18年4月21日付で,文部科学省より「学校における個人情報の持出し等による漏えい等の防止について」(通知)[18文科総第9号]が出されていますので熟読してください。
ウイルス対策ソフトを導入していても,最新版に更新(アップデート)していなければ新しいウイルスやスパイウェアに対応できません。インターネットに接続していれば最新の状態に自動更新する機能がありますので,常に更新(アップデート)を行い,最新の状態にしておきましょう。

3.基本ソフトのアップデート
Windowsなどの基本ソフトには,セキュリティホールと呼ばれる,安全上の欠陥がよく見つかります。それを修正するため更新作業 (Windows Update または Microsoft Update) などを定期的に実行しましょう。また,インターネットに接続していれば自動的に更新作業をさせることができます。

4.ハードディスクデータの完全消去
「ハードディスクをフォーマットすればデータは消えるので大丈夫」と考えがちですが,フォーマットでは完全にデータが消えているわけではありません。データ復元ソフトを使うと簡単に元に戻すことができ情報の流出につながります。
そこで,パソコンの返却や更新の際には,データを完全に消去するフリーソフト「Eraser」 ( http://www.heidi.ie/eraser/ ) や,その他市販のソフトで,個人情報などの重要情報を完全に削除するようにしましょう。

5.ファイル共有ソフトは利用しない
最近,メディアをにぎわせている情報流出の原因として,使用中のファイル共有ソフト (Winnyなど) がウイルスに感染し,知らないうちにパソコンの情報がインターネット上に流出することなどがあげられます。流出した情報は回収不能です。取り返しがつきませんので絶対にファイル共有ソフトは利用しないようにしましょう。

参考:学校情報セキュリティ・ハンドブック
(財)コンピュータ教育開発センター 発行


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