
教育相談課 相談班
| 「個性と生きる力を育む規律指導−命を尊重する態度を育てる−」と題して,第5回ステップアップセミナー〔1月27日(金)〕を開催しました。 講師は,第3回ステップアップセミナーに引き続き,嶋ア政男先生です。 嶋ア先生の軽妙な語り口,カウンセリングマインドあふれる受け答えなどで,和気あいあいとした雰囲気で研修を終えることができました。 |
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| ・嶋ア先生の話術にはまってしまいました。内容もとても濃く,学校に帰ってからも他の先生方に是非伝えていきたいと思います。もっとお話を聞きたかったです。 ・実際の経験に基づいた具体的な話で,大変興味深く参加できました。また,確かな知識にユーモアが伴っている講義でしたので,参加者が身を乗り出して話に聞き入っている様子がうかがえました。 ・とても参考になりました。参加してよかったです。特に「しつけ」と「いやし」の相関図や共感と同情の違いなど,保護者会等でもすぐに使えるような話でした。 ・講義の内容がとてもわかりやすく,よく理解できました。具体的な対応の仕方や事例を聞くことができ参考になりました。教育相談,生徒指導をどういう方向で行っていかなければならないのか,自分なりに整理することができました。 |
それでは,講義内容の一端をご紹介します。
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@受容と許容
客観的事実ではなく,心理的事実(感情)を「受容」する。間違った行動まで受け入れるのは「許容」である。
A共感と同情
「共感」とは,「あたかも」その人の気持ちになることである。「同情」することではない。
「穴に落ちた友人の話」で例えると…
(クリックしてください。)
B理解と指導
「理解」するだけでは不十分である。子どもの立場になって「理解」したら,大人の立場に戻って「指導」をすることも大切である。
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※教育相談は「溺愛・過保護型」で,生徒指導は「過干渉・過支配型」であるという誤解がある。そうではない。教育相談の姿勢と生徒指導の姿勢は同じものである。
※保護者像もこの図で説明することが可能であり,「過干渉・過支配型」は様々な非行を生み出す要因となりがちである。
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@一般的理解を深める
教師は「診断」することはできないが,「心に関する疾病・障害」を理解しておく必要がある。
A肯定的理解に努める
基本は,児童生徒の名前を正確に呼ぶことから始まる。
B共感的理解に徹し,心理的事実に気づく

C児童生徒の話に耳を傾ける(傾聴)
D表情や姿勢に関心を持つ
コミュニケーションの要素は,表情が55%,周辺言語(イントネーション等)が38%。言葉はたった7%である。
E無意識の言動を感じ取る 等
※ ドット法の紹介
(クリックしてください。)
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@傾聴技法
繰り返し(否定的な表現の繰り返しは避ける),肯定的な表現,アイメッセージ(「私」を主語にして伝える)等。
A短期療法
例外探し(例外を日常化していく),外在化(抱えている悩みや問題を違う視点で意識させる)
B指示療法
弟子入り(例えば,「料理を教えてほしい」など,相手の得意分野について教えを請う)
C現実療法
3つのR
・リアリティ(Reality:現実)→過去は過去のこと。今できることを考えよう。
・ライトとロング(RightとWrong:善悪)→良いことをしたら褒め,悪いことをしたら叱る。
・リスポンシビリティ(Responsibility:責任能力)→責任を取らせる。(罰を与えることではない。)
D論理療法
イラショナルビリーフ(Irrational belief:非合理的な思い込み)をラショナルビリーフ(Rrational
belief:合理的な考え方)に変えていく。
E交流分析
P(親),A(大人),C(子ども)のそれぞれの心の交流の仕方を考えていく。
例えば…
(クリックしてください。)
F役割書簡
自分が親や家族の立場等になって,自分自身に手紙を書いていくこと。
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この他にも,保護者と対応する際の留意事項や専門機関との連携についてのお話があり,2時間30分という時間があっという間に過ぎていきました。 嶋ア先生には数多くの著書があります。講義内容に興味をもたれた方は,是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。 Web情報第175号「生徒指導の危機管理」,第184号「嶋ア先生来たる〜第3回ステップアップセミナー報告」,第190号「生徒指導と教育相談の基本姿勢とは」も合わせてご覧ください。 |
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