
教育相談課 特別支援教育班
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学校内の特別支援教育体制を推進するためのキーパーソン 「特別支援教育コーディネーター」について説明します。 |
「特別支援教育コーディネーター」については、先の「特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議」(平成15年3月28日)が『今後の特別支援教育の在り方』(最終報告)で以下のように報告しています。 「小・中学校におけるLD、ADHD、高機能自閉症等の児童生徒への教育的支援を行うための総合的な体制を早急に確立する。そして、コーディネーター的な役割を担う者として特別支援教育コーディネーター(仮称)を指名し、学校の校務として明確に位置付ける等により小・中学校又は、盲・聾・養護学校において、関係機関との連携協力の体制整備を図ることが重要である。」 また、『障害者基本計画』(平成14年12月24日閣議決定)に基づき決定された『重点施策実施5か年計画』をうけて、平成16年1月、文部科学省から『小・中学校におけるLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン(試案)』が出されました。この中には、「各学校長は、特別支援教育コーディネーターを指名し、それを担う者を校務分掌に明確に位置付ける。」ことが明記されています。
コーディネーターの指名と求められる資質・技能
コーディネーターの指名
コーディネーターは、学校の中から学校長が指名をします。小・中学校における特別支援の全校的な支援体制を確立するにあたっては、校長自身がこのことの意義を正確にとらえ、リーダーシップを発揮することが大切です。コーディネーターには、学校全体、そして地域の盲・ろう・養護学校や関係機関にも目を配ることができる人材、必要な支援を行うために教職員の力を結集できる力量を持った人材を選ぶようにすることが望ましいと言えます。各学校の実情に応じて教頭、教務主任、生徒指導主事等を指名する場合や養護教諭、教育相談担当者を指名する場合、特殊学級や通級指導教室の担当教員を指名する場合など様々な場合が考えられます。
求められる資質・技能
- 連絡・調整に関すること
- 校内における特別支援教育体制に関すること(情報収集、情報共有)
- 特別な教育的支援が必要な児童生徒や保護者の理解
- 障害のある児童生徒の発達や障害全般に関する一般的な知識
- 児童生徒、保護者との相談(カウンセリングマインド)
- 障害のある児童生徒の教育実践に関すること
- 障害のある児童生徒の教育に関する一般的な知識
- 教育課程や指導方法(軽度発達障害)
- 個別の指導計画の作成・実施・評価および個別の教育支援計画に関すること(少人数指導や個別指導、ティーム・ティーチングの活用等)
誰が担当するかを検討する際、障害のある子どもの理解や指導力を有することは大切な点ではありますが、より重視されなければならないのは、学校全体の中で適切にコーディネートする力のある人です。
コーディネーターの役割と仕事
| 1 | 校内の関係者や関係機関との連絡調整 | (1)校内の関係者との連絡調整 (2)関係機関との連絡調整 (3)保護者との関係づくり |
| 校内委員会メンバーとの連絡調整を行います。また地域の乳幼児検診、発達相談や療育システム、医療機関についての情報を収集整理することも必要です。保護者との関係づくりでは、誤解や不信感が生じないように配慮し、自校の教育や対応の方針を具体的に説明し、理解を得るために、学校だよりやPTA活動、教育相談などの機会を活用し分かりやすく説明します。 | ||
| 2 | 保護者に対する相談窓口 | (1)保護者の気持ちの受け止め (2)保護者とともに考える対応策 (3)保護者への支援体制 |
| 保護者への理解の推進を図るとともに、保護者と協力して支援する体制づくりが求められます。支援を必要とする子どもの保護者とも連絡を密にし、悩みを聞くなどしながら信頼関係を築いていくことが必要です。また、担任が言いづらいことを保護者に伝えることもあるかもしれません。 | ||
| 3 | 担任への支援 | (1)担任の相談から状況を整理する (2)担任とともに行う児童生徒理解と支援体制 |
| 日常的に通常の学級担任から、気になる児童生徒に関する相談を受ける窓口としての役割も担います。担任と一緒に、児童生徒を取り巻く状況の整理を行い、担任ができることを見極めながら助言をしていき、校内における組織的な支援体制や担任への支援体制の模索を行います。 | ||
| 4 | 巡回相談や専門家チームとの連携 | (1)巡回相談員との連携 (2)専門家チームとの連携 |
| 児童生徒の能力や可能性を最大限に伸ばしていくためには、一人一人の障害の状態や程度などの専門的な判断や個々の障害の特性に基づく適切な指導が必要であることから、支援するに当たっては、教育・心理・医療などの外部の専門家との連携が求められます。関係機関からの情報が欲しい場合や個別式知能検査を実施したい場合には、関係機関への相談が必要になります。そのための日程調整などもコーディネーターの役目になってきます。 | ||
| 5 | 校内委員会での推進役 | (1)校内委員会での役割 (2)校内の情報収集の推進 (3)ケース会議の開催と校内委員会 (4)個別の教育支援計画の作成に向けて (5)校内委員会での個別の指導計画の作成への参画 (6)校内研修の企画と実施 |
| 校内委員会の企画運営に関して中心的な役割を担います。「実態調査」や実施方法の提案(教育センタートップページ“Web資料室特別支援教育”→実態把握表も参考にしてください。)をしたり、それを受けての資料作成を行います。様々な情報をもとに、どのような支援体制が望ましいのか、個別の指導計画作成も含め校内委員会で話し合っていきます。全職員に「特別支援教育」についての知識を深めてもらうための研修の企画・運営も重要になります。 |
コーディネーターの仕事は、多岐にわたります。一人で全てをこなすことを考えずに、校内の他の教員や外部の専門機関の力も活用しながら連携をはかることが大事です。管理職がリーダーシップをとり、全校体制をバックアップすることが求められます。
校種別コーディネーター
◎小・中学校特別支援教育コーディネーター ◎盲・ろう・養護学校特別支援教育コーディネーター
この中には、地域ごとに地域総括コーディネーターとなっている人も含まれます。地域総括コーディネーターはコーディネーター同士の相談や情報交換を行う場合のリーダー的役割をします。
それぞれのコーディネーターによってその役割も異なってきます。それぞれお互いに連携協力することが大事です。
小・中学校における特別支援コーディネーターの役割
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盲・ろう・養護学校における特別支援教育コーディネーターの役割
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『教育ながさき』11月号の「知っトク情報」でも特別支援教育コーディネーターについての記事を掲載しますので、併せてご覧ください。