
| 場面緘黙の子には次のような傾向があります。 |
| 1.他とのかかわりを避けようとします |
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社会的場面では,他者とのかかわりを極力回避しようとします。単に口をきかないだけでなく,他人とのかかわりそのものをできるだけ避けようとします。 話をさせようとする周囲の態度や働きかけに非常に敏感です。話せないのに話さなければならない事態は,この子たちにとって一種の恐怖・不安状態です。そのため,話さなければならない状況,話をさせられる場面におかれることをできるだけ避けようとします。 |
| 2.学校には出てきます |
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口をきかないにもかかわらず,学校には出て来るというのが基本的特徴です。 場面緘黙児は,集団の中にあって,徹底して自分を隠そうとする強い衝動にかられています。そのため,他人から自分を見えなくするよう努力します。自分からは決して積極的に行動はしませんし,積極的に拒否もしません。積極的な行動や拒否は目立つからです。ですから,場面緘黙の子は「不登校」という目立つ行動にはうつらないのです。 |
| 3.自分を抑え込もうとします |
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場面緘黙の子はとても感情が繊細で,劣等感が強く,不安が高い傾向にあります。自信がないので,自分を抑え込もうとします。 状態が悪化してしまうと,言葉だけでなく,動作そのものにも抑止が強く働き動き自体を封じてしまいます。教師の指示で,周囲の子がやむなく肩を押したり手をひいたりすると,されるがまま,人形のようにそこに突っ立ったままであったりすることもあります。 |
| 4.話さない状態が一つの適応の形式になっています |
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「話さない」ことが適応の形式として定着しています。周囲の目や態度に対して話さないことで,自分の身を守っているので,これ以上の変化を頑強に拒否するのです。 周囲は「口をきかない理由をもっているのではないか。」といぶかり,それを知ろうとしますが,ほとんどの場合,本人はその理由や原因を自覚していません。 また,周囲の「あの子は話さない子だ。」「あの子はああいう子だ。」といった一面的で固定的な見方が,場面緘黙の状態を固着させています。そういう環境では,克服するのが極めて困難です。 |
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